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武士が山野に狩する時や流鏑馬(やぶさめ)[武士の競技の一種]の時にはこの姿に扮する。
萎烏帽子(なええぼし)をかぶり、その上より藺草で編んだ綾藺(あやい)笠(がさ)をかぶる。中央は巾子(こじ)といい、髻(もとどり)をいれる為に高くなっている。下には水干[あるいは直垂]を着、射籠手(いごて)を左腕につけるが、手には (ゆがけ)[革手袋のこと、流鏑馬では手袋という]をはめ、腰に行縢(むかばき)という鹿の夏毛革の覆いをつける。足にはくのは物射沓という。腰に太刀、腰刀を佩び、空穂(うつぼ)[矢を入れるもの][流鏑馬の時は箙(えびら)]を吊して弓を持つ。 |
1 萎烏帽子(なええぼし)
2 射籠手(いごて)
3 水干(すいかん)の上(かみ)
4 水干の下(しも)
5 空穂(うつぼ)
6 革包太刀(かわづつみのたち)
7 弦巻(つるまき)
8 物射沓(ものいぐつ)
9 綾藺笠(あやいがさ)
10 行縢(むかばき)
11 腰刀(こしがたな)
12 弓(ゆみ)
13 (ゆかけ) |
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風俗博物館
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