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「かぶき」[後に歌舞伎の字を宛てた]をつくったのは出雲のお国と名古屋山三郎といわれ、そのお国になぞらえたもの。お国は出雲大社の巫女であったが大社修理の勧進の為、諸国を経て都へ着た。これはその姿で、この形で舞ったこともあった。髪は禿(かぶろ)[切下げ髪]で黒塗の笠をかぶり、紅の胸紐、小露の附いた白の千早(ちはや)に紅の切り袴で、腰には金銅の瓔珞(ようらく)を吊し、頸に数珠と鉦をかけ、右手に撞木(しゅもく)を持っている。 |
1 千早(ちはや)
2 胸紐(むなひも)
3 紅(あか)の切袴(きりばかま)
4 小袖
5 数珠(じゅず)
6 鉦(しょう)
7 撞木(しゅもく)
8 瓔珞(ようらく)
9 禿(かぶろ)[髪風]
10 菊綴(きくとじ)の紐[結び菊綴]
11 塗笠(ぬりがさ)
12 草履 |
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風俗博物館
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