正月遊び |
水辺遊び |
上巳の節句 |
江戸中期の筆で、京都庶民の年中行事12図が子供の遊びを中心に描かれている。
陰暦月別の絵の内容は次の通りである。
1月 正月の遊び 羽根つき、ぶりぶり[振々]、毬杖(ぎゃちょう)など
2月 水辺の遊び 凧揚げ、魚捕り
3月 上巳の節句 雛飾り
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太神楽 |
端午の節句 |
祇園御霊会 |
4月 太 神 楽 獅子舞など
5月 端午の節句 幟や槍、長刀、かぶと飾り、合戦遊びなど
6月 祇園御霊会 山、鉾の遊び
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孟蘭盆と七夕使い |
八朔 |
重陽の節句 |
7月 孟蘭盆と七夕使い |
供物や燈籠飾りと文使い |
8月 八朔 |
8月1日をたのみの節、田面節供などいい、たのみは田実で頼みに通じ稲の実りと君臣朋友相倚るの意として祝った。田の実として茄子を贈っている。天狗と獅子舞、囲碁遊びなど。 |
9月 重陽の節句 |
菊の露で肌を撫でると齢を延べるという。菊にかえ円い綿を用いる。これを菊のきせ綿 という。 |
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松葉合戦 |
お火焚 |
厄落し |
初雪見参 |
10月 松葉合 |
宮中では10月15日射場始が行われるので子供達は松葉を矢になぞらえて遊びとしている。又側で眼かくしをしてぞうり当てなどしている。 |
11月 お火焚 |
火を扱う職業の人達や一般の人も、この日、火に感謝し子供達に蜜柑や饅頭を配る。 |
不定 初雪見参 |
初雪をよろこぶ、雪投げ遊び。 |
12月 厄落し |
節分が陰暦では年末にあたる。この日物乞いなどに銭や物を与え一年の厄を払う。 |
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