風俗博物館
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日本服飾史

古墳時代


  

挂甲をつけた武将


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 挂甲(けいこう)は日本固有の短甲と異り、中国大陸より朝鮮半島を経て日本へ伝来されたものだ。古墳文化の時代に於いては短甲ととものあわせ用いられている。挂甲の主材は小札(こざね)と呼ばれる小片に裁断された鉄、または銅板を革や組紐で綴って構成され、それに袖、草摺がつき、籠手が附属している。この姿は埴輪や発掘品により想定復原したもので、環頭の大刀を佩び、胡(やなぐい)を負っている。
 また挂甲とともに用いられる兜は眉庇(まびさし)付冑といわれ、ここでは千葉県上総君津郡清川村祇園出土の金銅装竪矧(こんどうそうたてはぎ)、細板鋲留眉付冑(ほそいたびょうどめまびさしつきかぶと)を模して製作したものを用いた。

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1  眉庇付冑(まびさしつきかぶと)
2  眉庇付冑の受鉢(うけはち)
3  眉庇付冑の板(いたしころ)
4  挂甲(けいこう)の肩鎧
5  挂甲
6  衣(きぬ)
7  籠手(こて)
8  胡(やなぐい)に矢を入れる
9  草摺(くさずり)
10  褌(はかま)
11  褌の足結(あゆい)の緒(お)
12  履(くつ)
13  丸木の弓
14  環頭(かんとう)の大刀(たち)
15  倭文布(しづり)の帯(おび)
16  刀子(とうす)
17  矢(や)
18  鞆(とも)




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