川辺に夏祓したる所(『基煕卿記』)
夏越祓
六月晦日に、茅輪をくぐって夏季に流行する悪疫の除去を願う。
茅輪を悪疫除去の標としたのは蘇民将来の「茅の輪を腰に着けておれば疫病から免れる」に拠る。
蘇民将来は疫病除けの守護神とされ、蘇民守りで知られる。
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一日 忌火御飯
同 御贖物
十日 御體御卜
十一日 月次祭
同 神今食
十四日 祇園御霊會
十五日 竹生島蓮華会
十六日 嘉祥
十八日 妙心寺山門懺法
二十日 鞍馬竹伐り会式
三十日 節折、大祓
同 鎭火祭、道饗祭
不定 雷鳴陣
行事 氷室節供(献氷祭)
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34. 弦召つるめそ 41×108 表具55×190 大正〜昭和時代
祇園会の神幸祭に甲冑姿で供奉する弦召(武者行列)は、平安時代の旧兵部省に帰属した弓削・矢作に起源するもので、彼らは弓矢町に住み、祇園社に帰属して祭に奉仕した。武者行列は近年に中断するが、祇園祭を象徴する風物の一として多くの画人に描かれた。
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