風俗博物館は令和5年8月1日より開館致します。開館期間は11月11日までです。なお、日曜・祝日と8月13日~8月17日は休館です。
展示内容は以下の通りです。
①外戚としての光と影・道長の生涯を支えた教育係紫式部
~望月の欠けたることもなしと思へば 娘三人の立后~(『小右記』より)
②姫君の成人式と婚約・裳着 ~『源氏物語』に記された明石の姫君の裳着~(『源氏物語』「梅枝」より)
③四季のかさね色目に見る平安王朝の美意識
④平安の遊び ~偏つぎ~
⑤女房の日常・局 ~王朝女性の身嗜み・黒髪~
⑥局を訪れる宰相たち ~二千円札に描かれた紫式部の姿~(『紫式部日記』より)
⑦王朝文化の粋を競う婚礼仕度・冊子作り
~『源氏物語』に記された明石の姫君の婚礼仕度~(『源氏物語』「梅枝」より)
⑧源倫子より賜りし菊の着せ綿 ~重陽の節供~(『紫式部日記』より)
※現在博物館の電話が不通の為、復旧までの連絡先は075-343-0001へお願いします。
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風俗博物館は古代から近代にいたるまでの日本の風俗・衣裳を実物展示する博物館として昭和49年にオープンしました。平成10年には、これらの装束が具体的に生活の中でどのように使われてきたかということを御覧頂くために、「源氏物語~六條院の生活~」と題してリニューアル展示し、『源氏物語』の様々なシーンを選び、具現展示を行っております。
そして平成24年には平安初期を題材とした『竹取物語』を1/4展示に加え、平安中期を題材とした『源氏物語』の展示とともに、約400年という長きに渡った平安時代の服飾の流れを御覧いただく為の展示へと充実されました。
1/4の縮尺での具現化展示は、そこに登場する人物、装束の色目や文様も平安時代の400年間の変遷を感じていただけると思われるものを最大限に再現し、具現化しております。鑑賞するだけでなく、平安時代を感じる手助けになる博物館にしたい・・・という思いを込め、『竹取物語』『源氏物語』を切り口に、様々な平安時代の生活の場面を立体的に表現しております。平成28年の移転では、等身大の時代装束展示を拡充し、考証復元に努めております。
時遡ること一千年、千年という時空を越えて、研ぎ澄まされた五感で平安時代の世界を感じていただければ幸いです。
等身大の女性衣裳も展示しております。
〒600-8468 京都市下京区堀川通新花屋町下る(井筒左女牛ビル5階)