風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~

お知らせ

風俗博物館は令和4年4月4日より開館させていただきます。

今年の展示替期間は、令和4年8月1日~9月上旬頃、11月1日~令和5年2月3日の予定です。

展示内容は以下の通りです。

五節句のルーツをたどる・平安時代の年中行事
①一月七日 人日の節句 ~七草粥のルーツ・平安時代の若菜摘み~(『百人一首』より)
②三月三日 上巳の節句 ~ひなまつりのルーツ・曲水の宴~
③五月五日 端午の節句 ~こどもの日のルーツ・端午~(『源氏物語』「蛍」より)
④七月七日 七夕の節句 ~七夕のルーツ・乞巧奠~(『源氏物語』「幻」より)
⑤女房の日常・局 ~王朝女性の身嗜み・黒髪~
⑥平安の遊び ~偏つぎ~ ~碁~
⑦四季のかさね色目に見る平安王朝の美意識
⑧九月九日 重陽の節句 ~菊まつりのルーツ・重陽~

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当館について

風俗を通して平安の世界を感じる

風俗博物館は古代から近代にいたるまでの日本の風俗・衣裳を実物展示する博物館として昭和49年にオープンしました。平成10年には、これらの装束が具体的に生活の中でどのように使われてきたかということを御覧頂くために、「源氏物語~六條院の生活~」と題してリニューアル展示し、『源氏物語』の様々なシーンを選び、具現展示を行っております。

そして平成24年には平安初期を題材とした『竹取物語たけとりものがたり』を1/4展示に加え、平安中期を題材とした『源氏物語』の展示とともに、約400年という長きに渡った平安時代の服飾の流れを御覧いただく為の展示へと充実されました。

千年の時空を越え、平安時代が今ここに

1/4の縮尺での具現化展示は、そこに登場する人物、装束の色目や文様も平安時代の400年間の変遷を感じていただけると思われるものを最大限に再現し、具現化しております。鑑賞するだけでなく、平安時代を感じる手助けになる博物館にしたい・・・という思いを込め、『竹取物語』『源氏物語』を切り口に、様々な平安時代の生活の場面を立体的に表現しております。平成28年の移転では、等身大の時代装束展示を拡充し、考証復元に努めております。
時遡さかのぼること一千年、千年という時空を越えて、研ぎ澄まされた五感で平安時代の世界を感じていただければ幸いです。

只今の展示内容

五節句ごせっくとは

毎年同じ日に行う行事のことを年中行事という。これはすなわち、過去1年間の自然の恵みが豊かで、天災も疫病(えきびょう)などの(わざわい)もなかったことを喜び、神に感謝するという意味でもある。奈良時代の『養老令(ようろうりょう)』では、季節の変わり目の祝いの日である「(せち)(にち)」として正月元日・正月7日・正月16日・3月3日・5月5日・7月7日・11月の大嘗祭(だいじょうさい)新嘗祭(にいなめさい))の日を定めている。平安時代に入ると、これらの日に天皇主催(しゅさい)群臣(ぐんしん)朝廷(ちょうてい)に集めて行う公式の宴会である「節会(せちえ)」が行われるようになった。それぞれ、正月元日に元日節会(せちえ)、同7日に白馬(あおうまの)節会(せちえ)、同16日に踏歌(とうかの)節会(せちえ)、3月3日に上巳(じょうしの)節会(せちえ)、5月5日に端午(たんごの)節会(せちえ)、7月7日に相撲(すまいの)節会(せちえ)、11月に豊明(とよのあかりの)節会(せちえ)が行われている。室町時代になると、「()節供(せっく)」という言葉が登場するようになる。「節供(せっく)」とは、「(せち)(にち)」に(ぜん)(きょう)する、という意味で、今で言うところの「おせち料理」と同じような意味である。それが室町時代になると行事そのものを「節供(せっく)」と呼ぶようになったが、まだこの頃は「()節供(せっく)」の内訳は諸説あった。私たちが知る「()節句(せっく)」の内容が定められるのは江戸時代に入ってからである。江戸幕府(ばくふ)により年中行事が整備され、公的な行事・祝日として正月7日・3月3日・5月5日・7月7日・9月9日が「()節句(せっく)」として定められた。「節供(せっく)」から「節句(せっく)」と書かれるようになったのも江戸時代からで、季節の区切りという意味から「節句(せっく)」と書かれることが多くなり、庶民(しょみん)の間に広まった。明治時代に入り、太陰暦(たいいんれき)(旧暦)から太陽(れき)(新暦)に改められると、(こよみ)のずれによって()節句(せっく)の行事と季節が合わなくなったためか、明治6年(1873)1月4日太政官(だじょうかん)第1号布告「五節ヲ廃シ祝日ヲ定ム」により()節句(せっく)(はい)()された。その後、昭和23年(1948)7月20日公布の「国民の祝日に関する法律」によって、現在は5月5日のみ「こどもの日」の名称で祝日となっている。()節句(せっく)はいずれも季節の変わり目に無病(むびょう)息災(そくさい)を祈り邪気(じゃき)を払うための行事であり、その祈りは現在の七草(ななくさ)(がゆ)やひなまつり、こどもの日や七夕(たなばた)など、現在に至るまで受け継がれている。展示では、()節句(せっく)のルーツである平安時代の年中行事の様子をそれぞれ具現化して御覧いただく。

等身大の女性衣裳も展示しております。

ご利用案内

開館時間
午前10:00~午後5:00迄
休館日
日曜日/祝日/お盆(8月13日~17日)/
展示替期間(※要確認のこと)
入館料
一般:500円
中学生/高校生/大学生:300円
小学生:200円

交通アクセス

〒600-8468 京都市下京区堀川通新花屋町下る(井筒左女牛ビル5階)

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