風俗博物館は令和7年(2025)4月1日より3年程度休館させていただきます。。
京都府では迅速な救援活動等の実施を目指し、高速道路を通じて府防災拠点施設を結ぶ道路を緊急輸送道路に指定し、その沿道にある建築物の耐震化を推進しています。
風俗博物館の所在地である井筒左女牛ビルは、緊急輸送道路沿道建築物の対象となっており、昭和56年5月31日以前に着工した、地震時に道路を閉塞するおそれがある建築物であり、耐震性が不足していると診断されました。その為、耐震改修もしくは建替の取組を依頼されております。
このことから、当館は現在地より移転及び建造する為に休館致します。
移転先及び新たにオープンする日程についてはいずれ当サイトでお知らせ致します。
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風俗博物館は古代から近代にいたるまでの日本の風俗・衣裳を実物展示する博物館として昭和49年にオープンしました。平成10年には、これらの装束が具体的に生活の中でどのように使われてきたかということを御覧頂くために、「源氏物語~六條院の生活~」と題してリニューアル展示し、『源氏物語』の様々なシーンを選び、具現展示を行っております。
そして平成24年には平安初期を題材とした『竹取物語』を1/4展示に加え、平安中期を題材とした『源氏物語』の展示とともに、約400年という長きに渡った平安時代の服飾の流れを御覧いただく為の展示へと充実されました。
1/4の縮尺での具現化展示は、そこに登場する人物、装束の色目や文様も平安時代の400年間の変遷を感じていただけると思われるものを最大限に再現し、具現化しております。鑑賞するだけでなく、平安時代を感じる手助けになる博物館にしたい・・・という思いを込め、『竹取物語』『源氏物語』を切り口に、様々な平安時代の生活の場面を立体的に表現しております。平成28年の移転では、等身大の時代装束展示を拡充し、考証復元に努めております。
時遡ること一千年、千年という時空を越えて、研ぎ澄まされた五感で平安時代の世界を感じていただければ幸いです。
等身大の女性衣裳も展示しております。
〒600-8468 京都市下京区堀川通新花屋町下る(井筒左女牛ビル5階)