|
布地に鎖を綴じ附けたもので、古くは鎖腹巻と呼ばれたものが八坂本平家物語[巻8]にあり、胴丸にも見られるが、これは2枚銅の具足で鎖兜も揃っている。
小形方形の鉄板[カルタ鉄]を鎖で連接し屈伸を自由にし、しかも抵抗力を増大している。
槍(やり)、鉄砲等に対応する為、室町末期から多く用いられたものであろう。
表面を黒漆で塗り、草摺りは7間になっている。上帯を締め、打刀を佩びた姿とした。この具足も伝来のものである。 |
1 鎖兜(くさりかぶと)
2 鎖兜の (しころ)
3 半頬(はんぼお)
4 鎖具足(ぐそく)
5 篠籠手(しのごて)
6 鎖具足の草摺(くさずり)
7 鎖佩楯(はいだて)
8 受筒(うけづつ)
9 合当理(がったり)
10 待受(まちうけ)
11 指物旗(さしものはた)
12 上帯(うわおび)
13 槍(やり)
14 打刀(うちがたな)
15 脇差(わきざし)
16 袴(はかま)
17 臑当(すねあて)
18 革足袋
19 草鞋(わらじ) |
|
|
風俗博物館
〒600-8468 京都市下京区堀川通新花屋町下る(井筒左女牛ビル5階)
TEL:075-342-5345 FAX:075-351-6947
|
|
|
|