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年中行事
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[宮廷文化のかたち]
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公家被衣部分〜
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後奈良天皇〜
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細太刀〜
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梅花文様唐組続平緒〜
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赤地轡 唐草地文袍〜
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蹴鞠直垂〜
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三十六歌仙和歌色紙貼屏風〜
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後月輪山陵 後幣絲〜
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熱田神宮 神宝裂〜
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松飛鶴文煙草入〜
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桜鯉文箱迫〜
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秋草文煙草入〜
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白地草花文更紗紙入〜
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薄藍地人形手相良刺繍紙入〜
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萌葱地熊模様小袖〜
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緋地違鷹羽紋一つ身〜
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源氏物語屏風〜
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参考文献
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縄文
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弥生
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古墳
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飛鳥
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奈良
平安
鎌倉
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室町
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安土桃山
江戸
明治・大正
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昭和前期
袋 物
斯界の大先学である井戸文人は、その大著(『日本袋物史』)において、袋物は布帛製と革製とに大別されるとし、布帛のそれは装束師、革製は武具師の手になり、付属品装飾は装劒具工が分担したと説き、これらの技術や職方の交流と統合とは喫煙の流行による喫煙具の飛躍的な需要増大の結果とした。市場の拡大は職方の専門職化と分業化とをすすめ、公家方の支配にあった装束師の技術と武家方の武具師・装劒師の技術は喫煙具において交雑したと解説するのである。
久邇宮邦彦王妃袋物コレクション
皇族の一家である久邇宮家は、明治八年(1875)に伏見宮家から朝彦親王が独立を許されたもので、邦彦王は久邇宮家二世。邦彦王の王妃は、島津忠義の第七女の俔子姫。明治三十二年(1899)に成婚。第一王女は昭和天皇皇后良子女王。掲出のコレクションは近代宮家の袋物ということになるわけだが、伝統的な宮廷趣味を色濃く伝えており、この文化の発祥が奈辺にあるか示して貴重である。
121. 松飛鶴文煙草入
10.5×7 江戸末期〜明治時代
御殿女持、緋縮緬に刺繍。
122. 飛鶴文煙草入
10.5×8 江戸末期〜明治時代
御殿女持、緋縮緬に刺繍。
123. 杜若文煙草入
10.5×6 明治〜大正時代
女持、金地綴織。付前金具。
124. 前差煙草入れ
11×6.5 明治〜大正時代
女持、紫地綴織、芒・萩文様。
125. 唐織二つ折紙入
12×6.5 江戸末期
檜扇に桜文様。
126. 鶴文紙入
12×7 江戸末期
相良刺繍(縫つぶし)
127. 若竹文紙入
12.5×7 大正時代
金地綴織
128. 藤花文紙入
10.5×7 大正時代
綴織
129. 黄地藤挿花冠文紙入
18.5×9 大正時代
錦織
130. 富貴麒麟文紐留紙入
14×8 明治〜大正時代
錦織
131. 蝶文御細工紙入
17×8 大正時代
132. 変七宝繋紙入
12.5×9 江戸末期〜明治時代
繍つぶし
133. 相良刺繍鏡入
12.5×8 江戸末期〜明治時代
134. 馬毛板鎖鏡入
11.5×8 明治〜大正時代
135. 白地有職文煙草入
12.5×8 明治時代
御殿女持、徳川十三代将軍家定上・姉小路局(橋本勝光院)所用と伝わる。
136. 萌葱地飛雲雑宝文金襴煙草入
13×6 明治時代
御殿女持、姉小路局所用
137. 雲鶴文煙草入
13×8.5 明治〜大正時代
御殿女持、金地綴織。姉小路局所用
138. 若菜籠文紙入
10×6.5 大正時代
伝貞明皇后女官長(清水谷英子)所用。
140. 金茶地花柄刺繍手提袋
20×14
明治〜大正時代
河内桜井松平家旧藏
139. 裸族文紐留紙入
21×15 明治〜大正時代
明綴、河内桜井松平家旧藏と伝わる。
141. 筏流文紙入
10×6.5
大正3年(1914)、両陛下より御年玉に御好切。(付紙片)
142. 飛雁文紙入
10.5×7 大正時代
有職織物
143. 菊尾長鳥文紙入
18×10 大正時代
144. 藤立涌海松文紙入
10.5×7 大正時代
有職織物
145. 草花描絵紙入
27×11 江戸後期
被せと内外に狩野永岳による草花絵が施される。永岳(寛政二・1790〜慶応三・1867)は通称を縫殿助とする京狩野派の九代目。京狩野派の棹尾を飾る画家で、禁裏・九条家の御用を勤めるほか彦根藩の御用絵師として活躍した。
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