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65. 細太刀 長さ85 江戸時代
三条家伝来の細太刀。鞘は唐木の素木とし青貝の孔雀で装剣される。
細太刀は、華麗な飾りで知られる唐剣系の飾剣の飾りを簡略にしたもので、
束帯着用のとき平緒で佩用することから平緒の太刀とも呼ばれる。刀身は水牛角。
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66. 細太刀 長さ77 江戸時代
木目塗鞘に青貝の花菱で装剣。刀身は生鉄。
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67. 絲巻太刀 長さ92 江戸時代
改変の痕跡が著しく、定法とも隔たるが、柄前を絲で巻く。
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68. 菊紋合口短刀 長さ26 江戸時代
刀身は短刀の体裁にないが、組合口とし黒塗鞘に菊紋を置く。
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魚袋
本来は朝服の腰に提げて身分の標識としたが、近世には形式化し、大嘗祭・新嘗祭・節会などで官人が束帯を被着するときに石帯に垂らす威儀具となった。細長の箱を鮫皮で包み、表裏中央に緒付のための根帯をめぐらし、根帯の左右に金物の魚形を三個づつ六個を据えた。裏面は中央に一個を打つ。
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69. 鍍金魚袋 箱部3.5×2.3×14 江戸時代
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鍍銀魚袋 3×2×14 江戸時代
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70. 衛府太刀 長さ88 江戸時代
衛府の官人が佩用する太刀。柄には毛抜形の飾金物を据える。
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71. 細太刀 長さ88
大正天皇の即位礼に調進された細太刀。
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石帯
石帯は束帯の語源ともなった革帯で、朝服を被着するとき用いる。
腰帯とも呼ばれ、牛革で製し黒漆を塗る。本来は一本であったが、近世には上手と本帯とに二分し、紐で結合させて用いた。
本帯には八から十個の1を綴る。1には白石・瑪瑙・斑犀角・烏犀角・鼈甲などをみるが石帯と総称する。
位階や儀式の軽重によって文の有無や材質を別とした。
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72. 犀角丸鞆石帯 長さ68
無文丸鞆。丸鞆は日常に用い、犀角は五位の料。付帯する箱書により慶応二年(1866)に新調されたことが知れる。
裏には小葵文錦を貼り、高倉流の綾に綴じる。
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73. 有文白石巡方帯 長さ70 江戸時代
白石に丸藤紋を刻出する。方形の石を綴る巡方帯は晴儀に用いる。有文巡方は三位以上の料。高倉流の綾綴。
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74. 白石丸鞆帯 長さ75 江戸時代
中世には上円下方の石を節上帯と呼んで峻別したが、近世にはこれも丸鞆として混用した。綾綴。
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75. 鼈甲通用帯 長さ68 江戸時代
外側に方形、内に丸鞆を綴るそれは通用帯と呼び、晴略両儀に用いることの出来る簡略式の石帯。
鼈甲と見立てたが牛爪かもしれない。綾綴。
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風俗博物館
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