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年中行事
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[宮廷文化のかたち]
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公家被衣部分〜
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後奈良天皇〜
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細太刀〜
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梅花文様唐組続平緒〜
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赤地轡 唐草地文袍〜
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蹴鞠直垂〜
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三十六歌仙和歌色紙貼屏風〜
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後月輪山陵 後幣絲〜
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熱田神宮 神宝裂〜
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松飛鶴文煙草入〜
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桜鯉文箱迫〜
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秋草文煙草入〜
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白地草花文更紗紙入〜
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薄藍地人形手相良刺繍紙入〜
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萌葱地熊模様小袖〜
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緋地違鷹羽紋一つ身〜
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源氏物語屏風〜
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参考文献
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縄文
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弥生
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古墳
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飛鳥
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奈良
平安
鎌倉
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室町
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安土桃山
江戸
明治・大正
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昭和前期
蹴 鞠(けまり)
蹴鞠は革製の鞠を蹴り上げて、地面に落とさぬように数人が蹴り渡す遊び。 本朝でも皇極三年(644)には、法興寺での蹴鞠の記録が見え、藤末鎌初には一定の形式が完成したとみられている。 正式の競技には柳・梅・松・楓で囲んだ懸と呼ぶ場が設営される。 稀有の名手も輩出したが、近世以降は飛鳥井流が家職として受け継いだ。
95. 蹴鞠直垂
上衣166×77×46 江戸時代
立涌に雲文様を織成した直垂で、蹴鞠装束として伝えられた。正式な蹴鞠装束は鞠水干などとして知られ、 これらに比べると常着に近い。
96. 蹴鞠
直径16
江戸後期
97. 蹴鞠
直径16
98. 絲鞋(しかい)
長さ26 江戸時代
菱様を浮かせた絹糸製の編沓。近世には舞楽で用いられる。
鞠は二枚の鹿革を一本の馬革(腰革)で縫合して作られる。97には天保六年(1835)の墨書の箱が添う。
禁裏にゆかりを楽しむ
宮廷文化への人々の憧れが種々の文化を育んだ。ことに茶人の好みへの影響は少なくない。 武野紹鴎(1502〜55)に始発する小倉色紙を床飾の第一とする美意識や、小堀遠州の定家流の書への傾倒など枚挙にいとまない。 掲出の品々もこれらの趣向の延長にあげられよう。
99. 右近橘実 香合
3.5×3.5×2 江戸時代
禁裏の紫宸殿南階の東には桜、西には橘が植栽される。重儀のとき東には左大将以下が、西には右大将以下が並び、それぞれが桜と橘を陣頭に列立するので「左近桜・右近橘」の呼称が生まれた。 右近の橘香合は、その実に金箔を押して香合とする。塗師道志作。
100. 左近桜枝 香合
11×11×5 江戸時代
左近の桜香合は、その一枝を合子に加工し、菊紋を蒔絵した香合。底に「禁裏御所左近桜木」漆書。
101. 平緒改紙入
10×10.5 江戸時代
三巴紋を縫取ったドシ織平緒の残片で仕立てた懐中物。
102. 冠菓子器
16×20×6 江戸時代
巾子と纓とを失った冠を黒漆で固め、御所風の文様を蒔絵して見立ての菓子器とする。
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