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239. 緋地違鷹羽紋一つ身 80×98×67 78×97×60 江戸末期
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240. 貝合行器・貝合 8.5×6.5×4.5 江戸時代
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241. 貝行器 36×36×41 江戸時代
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物合せ遊びである貝合は、貝の形姿などの優劣を競う遊びとして平安時代に始発をみるが、平安末から鎌倉期にはすたれ、近世には三百六十個の蛤の両片を地貝と出貝とに分け、これを合わせて遊ぶ貝覆へと発展し、呼称も転倒して貝覆を買合と呼んだ。蛤の貝片は他の貝片とは添わないことから、貞節を象徴し、内に花鳥・草花・源氏絵などの彩絵を施して婚礼調度を代表するものになった。
貝合具は伊勢産を第一とし、大型のそれは朝鮮産を用いた。
本貝桶は八角印籠蓋式で脚付台が付され、蓋には鳳凰の丸紋が蒔絵される。
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242. 迦陵頻文一つ身 73×80×70 江戸末期〜明治
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243. 撫子蒔絵双六盤 29×40×20 江戸中期
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244. 萌葱地草花文様小袖 132×148×55 江戸後期
流水の中に杜若・葦・蔦を配す。縮緬を萌葱地に染め、文様は白揚して種々の彩糸で刺繍。
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245. 鶏頭鈕「藏」銅印 2.5×2.7×3.2 奈良〜平安時代
印面の二方を損傷するが「蔵」と判読される。大きめの孔を穿ち頸部に鋳帯を残す。
付属する箱の底に以下の墨書をみる。「洛北神光院智満和上旧藏也 後宮川某所(伝)来・・・」。
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246. 五角形喰五瑞鳥文円鏡 9×9 藤原時代
掲出には以下の墨書をもつ外箱が添う。全文を転載する。
「和鏡 平安朝時代 本品ハ出雲大神宮摂社上ノ社ノ上ニ於テ経筒ト共ニ出土 初メ本鏡発見ソノ土中ヨリ経筒埋メアリ又付近周辺ヨリ宋銭ヲ得賽銭ナリシナラン 丹波一ノ宮 出雲大神宮々司家藏 印」。
掲出の鏡背文様は極めて特殊なもので、有文の五角形の器物を五羽の小禽が引っ張っている。
花喰鳥ならぬ不思議な構図で、図意の推測をも拒む。
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風俗博物館
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