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年中行事
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[宮廷文化のかたち]
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公家被衣部分〜
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後奈良天皇〜
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細太刀〜
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梅花文様唐組続平緒〜
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赤地轡 唐草地文袍〜
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蹴鞠直垂〜
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三十六歌仙和歌色紙貼屏風〜
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後月輪山陵 後幣絲〜
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熱田神宮 神宝裂〜
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松飛鶴文煙草入〜
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桜鯉文箱迫〜
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秋草文煙草入〜
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白地草花文更紗紙入〜
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薄藍地人形手相良刺繍紙入〜
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萌葱地熊模様小袖〜
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緋地違鷹羽紋一つ身〜
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源氏物語屏風〜
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参考文献
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縄文
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弥生
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古墳
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飛鳥
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奈良
平安
鎌倉
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室町
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安土桃山
江戸
明治・大正
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昭和前期
平 緒
平緒は束帯を着用するときの帯剣の緒で、腰に巻き端を正面に垂らして飾りとした。 組紐の唐組と織帯である綺のどし織りがあり、五位以上は唐組を用いた。唐組は堅牢巧緻な技工を極めたもので、数代にわたり相伝して用いられた。一本緒の続平緒と垂と本緒を二分して簡略化した切平緒が知られる。
76. 梅花文様唐組続平緒
総長128×巾8.5 江戸時代
縹一色の地に咲き誇る梅花を刺繍する。九条家伝来。
77. 桐鳳凰文様唐組切平緒
総長128×巾8.5 江戸時代
紫の2に唐組し、桐鳳凰を刺繍する。垂部のみ伝存。
78. 家紋唐草切平緒
9.5×88 9.5×200 江戸時代
いわゆる織帯(どし織)の平緒。紫と白の2に家紋を各一配す。
檜 扇
檜の薄板を連結した板扇である檜扇は、木簡を綴じて笏紙の代用としたに始原し、団扇代・翳代としても用いられたが、紙扇が登場してのちは威儀用の荘厳具となった。天皇をはじめ位階に応じた規定も生まれたが、女房のそれは翳代として泥絵の檜扇と呼ばれ、装飾化と大型化が進んだ。
79. 檜扇
長さ40 江戸時代
表を桐鳳凰とし、裏は蝶鳥。瑞鳥の鳳凰は、青桐を食し、 竹山に棲むと考えられたことから桐鳳凰の意匠は吉祥文の典型となった。三十八橋。
80. 檜扇
長さ37 江戸時代
正月の初の子の日には若菜を摘み羹にして食した。若菜摘みの画題は檜扇の泥絵としては極めて珍しい。 裏は金雲に蝶鳥散らし。三十八橋。
蝙蝠扇
紙張扇(夏扇)のうち、鎮折に仕立てられた扇を蝙蝠扇(かわほり)と呼ぶ。 その形が蝙蝠に似るためとする俗説もみるが、「かみはり」が「かわほり」に転じたと解される。片面張り。
81. 桜山鳥文様 蝙蝠扇
長さ33 江戸時代
蘇芳染十八本骨、四ツ目丁子透彫。黄地に霞をひき、桜の下に土坡にたたずむ山鳥を彩絵。裏面は菫草。 透彫の四ツ目丁子は近衛・鷹司門流の定り文様。
82. 山水文様 蝙蝠扇
長さ33 江戸時代
蘇芳染十八本骨、四ツ目丁子透彫。黄色に地を染め、月下に葛家をたずねる高士を墨で描く。 裏面は橋のある風景。
83. 双馬文様 雪洞扇
長さ33 江戸時代
蘇芳染十五本骨、向丁子透彫。濃緑に染め金霞をひき、金と銀で馬を描き足下に草花を配す。裏は金霞に遠山。
84. 花の丸文様 中啓
長さ32 江戸時代
中啓は親骨の先端を極端に外に反らせたもので、畳むと上方が末広がりとなり末広扇とも呼ばれる。 十五本骨、向丁子透彫。紺色に地を染め、金霞をひき、菊・萩・花菖蒲・牡丹・桜の丸を描く。裏は根付松五本を散らす。
85. 舞楽文様 中啓
長さ32
黒染十五本骨、細親骨、猫目透彫。地紙を緑色に染め、赤雲と金霞に金砂子をまき、羅陵王を描く。 裏は花喰鳥。安政二年(1855)の墨書をもつ箱が添う。
86. 浅葱無地 中啓
長さ33 江戸時代
黒染十五本骨、透彫なし。箱に「御中陰御用」の墨書。
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