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103. 三十六歌仙和歌色紙貼屏風 23×17他 屏風190×173 江戸時代
款記がなく筆者を知る情報がないが、優美な散らし書きと菊紋裂を用いた表装から、堂上の手になる色紙であり調度とみて大過あるまい。
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104.百人一首かるた 7.5×10.5×10(箱) 江戸時代
藤原定家により嵯峨の小倉山荘で撰せられた小倉百人一首は、近世になると歌かるたの主流をなして尊ばれた。
かるた遊びは百首のすべてを記憶しなければならず、教養の具としても機能した。
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香 道
香の匂いを楽しむのを嗅ぐとは呼ばず、聞くと云う。六国五味に分けられる香りの違いは、聞き分けられるのである。
上では幼少から耳の感覚を鋭くして、香を聞く訓練にした。小箱に複数の大豆を入れ、これを振って数を当て遊んだ。
音を聞き分け、香を聞くための初歩にしたという。
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105. 十種香道具箱 18×21×17(箱) 江戸時代
十種香道具箱は、十種類の組香のための道具とこれを納める香道具箱。掲出は唐木の香道具箱と諸道具。
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106. 沈箱 香箱3×4×3 外箱12×16×8 江戸時代
黒地に若松文様を蒔絵した沈箱。懸子を設け中に六合の香木を分ける蒔絵の小箱を納め、下段には真鍮の合子六個を入れる。
六合からなる小箱の蒔絵意匠は、『源氏物語』の各帖を暗示する。
「桐壺」(桐・壺)、「花宴」(檜扇・桜・月)、「葵」(双葉葵)、「若紫」(雀・籠)、「紅葉賀」(紅葉)、「帚木」(羽箒)。
真鍮の合子には六種の香木が収納される。
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風俗博物館
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